*都立戸山高校・1956(昭31)年卒業生の資料 画面右の×印で閉じます。   昭和31年卒のページにはここから Count = 359
『都立戸山高等学校・昭和31年卒業関係者』の情報です。

3年B組の栗林さんに『卒業25年記念樹の柏の話』を伺いました。
記 事 : 「記念樹の柏に、由来表示を付けたいと聞いて」
記 述 :  栗林 昌輝
年月日 :  令和元年9月23日  

 皆さんこんにちわ。戸山高の地元、早稲田・牛込馬場下で300年続く酒屋:小倉屋の当主:栗林昌輝です。「戸山高校と昭和31年卒の同期の仲間」には長年のご縁を感謝です。
最近H組の尾崎英二さん(2019城北会理事)と高橋棟作さん(ホームページ関係)から、我々が母校に納めた『卒業25年記念樹の柏』について、記念樹表示を復活したいとのお話を聞きました。
樹木本体は元気に育ち続けており、有名な○○の□□桜のように樹齢数百年を母校と共に数えて欲しいものですが、同期存命者も減る折から、今その由来を記述して置くことも時期を得たものかと存じます。

1981年10月、「大平内閣=>鈴木善幸内閣」のころ、我々は卒業25年パーティを京王プラザホテルで開催しました。先生方に謝恩、同期名簿整備、母校に記念樹〈校章の柏〉贈呈、とのことで恩師11名のご出席を頂き盛大に実施しました。この時、白木の木柱(←クリックで拡大)を用意し、ご出席の書道担任:小林秀雄(龍峰)先生に、揮毫をお願いしました。
〈柏の木〉については、当時の坂田種苗(株)現在の(株)サカタのタネに在職のH組の片山繁朗さんに「苗木複数本でなく成木一本が欲しいのだ。万一枯れたら交換だ!」と無理をお願いし尽力頂きました。移植後しばらく茶色い葉のままで、枯れた!と大騒ぎをしましたが、柏の葉は秋になっても完全に落葉せず、若葉が開くのを待って散る。したがい『柏散る・柏若葉』は初夏の季語。だそうで、とんだ国語の勉強でした。

その後40余年、木柱は霧散しましたが、生命ある柏の木は新校舎改築後も「ビオトープ」にて成長しています。今回、生命無き石碑などでなく、成長する柏本体に「由来を記した樹名板」(←クリックで拡大)を託す計画とのことです。120mm X 80mm サイズで仰々しくなく、耐候性材質で5~7年は十分保つ、予備を作っておけば、誰かが100歳になるころまで大丈夫だろうとの判断だそうで、ぜひ学校にお願いし設置させて頂けたらと思いました。都立戸山高校の発展と柏の成長、そして同期生の無事を祈りつつ、御報告致します。 (以上)