*都立戸山高校・1956(昭31)年卒業生の資料 画面右の×印で閉じます。   昭和31年卒のページにはここから Count = 636
『都立戸山高等学校・昭和31年卒業関係者』の情報です。

都立戸山高:甘利俊一さん:昭29(1954)年卒が、2019年文化勲章を受章されました。偉業を慶賀し、ご著書の一部を紹介します。

甘利俊一氏 プロフィール 独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問、東京大学名誉教授。神経科学者にして計算論的神経科学研究の第一人者。情報幾何学の創始者でもある。九州大学助教授、マサチューセッツ大学客員研究員、東京大学工学部計数工学科教授などを歴任。2012年に文化功労者。2019年文化勲章。

インタビュー 「人工知能に人間らしさは必要か? 甘利俊一氏に聞く」より。

「脳」の研究分野はさまざまですが、 生物学的に脳を研究している人たちが知りたいのは人間の脳の「実態」です。”複雑でも無駄でもバイオロジーとして現にあるのだから、ありのままの脳を解明したい”という考えです。
一方で、私達は数理学者は人間の脳を紐解いて、その「原理」を解明したくて研究をしています。その原理を証明する方法に「幾何学」や「数理」を用いるのです。 情報数理の研究から言えば、脳の実態よりもそこに隠されている「知性の原理」がどういうものかを明らかにしたいのです。知性の原理を調べるには、本物の脳のしくみをどれだけ詳細に調べても、かえって袋小路に入り込んでしまうので、「数理脳科学」は脳の実態の解明は一度ご破算にして、脳を単純にした数式モデルを使って、何ができて何ができないのか、数理の公式等で原理を解明していこう、というわけです。
発行日・所 : 2011年・(株)筑摩書房
表 題   : 情報理論(ちくま学芸文庫)
著 者   : 甘利 俊一(1954卒)







発行日・所 : 2016年・(株)講談社
表 題   : 脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス)
著 者   : 甘利 俊一(1954卒)







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