2011年3月11日の「東日本大震災」から一年と二ヶ月が過ぎてしまいました。被災された方々の為に、夫々出来ることを、粘り強く続けたいと存じます。
同期・野口武彦さんは、ご自分の「阪神淡路大震災」の被災経験と重ねて、「安政江戸地震 災害と政治権力」を出版し『安政江戸地震の12年後に幕府が崩壊した。 衆人環視のなかで巨大災害の手当てをキチントやれない国家権力は長続きしない』と記述しました。
また、近著「勝海舟の腹芸」において、『明治維新から百四十四年経った現在、歴史の機軸は百八十度逆転して「廃藩置県」から「廃県置藩」へ、中央集中から地方自治へ、求心性から遠心性に、向かいつつあるように見える、現代日本は再び流動的な混沌期に入ったのである』と記述しました。
東京大教授・加藤陽子さんは、 「天災を記録し、人災を歴史的に検証する義務が、これからを生きる我々にはある。」と主張され「毎日新聞コラム:時代の風:大震災、国の記録」において伊丹万作のエッセー「戦争責任者の問題」(1946年)を引用し『 「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという」しかし、だまされたと嘆き、一切の責任とは無縁であるかのようにふるまう人々=「だまされていたといって平気でいられる国民」なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう』と、記述しておられます。
平成24年5月の、皇居東御苑を訪ねました。 前回の散策はこちら
5月の東御苑は園芸品種のバラと東御苑に一本しかない樹木ナンジャモンジャとヤマボウシの花が咲いていました。
日時:2012年5月16日(水)
- 写真撮影場所の緯度・経度を計測し、グーグル地図にマーカーを標示してあります。そのマーカーにマウスを乗せると説明が出ます。
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