校章の柏と記念植樹について
都立戸山高校の校章は「四枚の柏葉」です
資料によると「四枚の柏葉」の校章は、敗戦・占領に伴う、学制変更に対応して、1948(昭23)年に生まれました。名称が第四中学校から第四新制高等学校に変わり、従来の「中」の字をふくむ校章が使えなくなったためです。因みに、当時の風潮として制服・制帽は(物資不足で順守困難もあったが)当然の制度だったのです。
このため、同窓生の彫刻家・斉藤素巌氏(在・こだいらインターネット美術館)に依頼し、「秋から冬に耐えて枯葉を枝に残し春の新芽を待って葉を落とすことから、剛健の象徴とされる柏葉」を四枚組み合わせたデザイン8~9枚を提示して、生徒投票で’民主的’に決めたとのことです。翌1949年6月に、「大校章=直径70cm、重さ約15Kgの青銅製」を校舎玄関上に掲げました(現在は5階の壁面↓)。1950(昭25)年に、校名は「第四高校=>戸山高校」と変更されました。「四の文字」に拘らなかった情況の把握は賢明でした。

卒業25周年記念の「やあやあ柏」
我々は、1981(昭56)年に、卒業25周記念樹「柏」を寄贈しました。「やあやあ柏」と呼ぶ人もいます。既に25回余の冬に耐え、ビオトープ地区で元気です。
下の画像は校舎新築に伴う移植直後のものですが、近況は「てんこもりブログ→」でご覧下さい。
2006年の
卒業50周年は、記念品の寄贈に替え、「戸山エコファンド」の創設に尽力しました。
各自で情況を冷静に把握して・・・ガンバレ戸山高校生・・・ 次へ

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