都立戸山高校・1956(昭31)年卒業生のページ

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戸山高校卒業50年誌

卒業50年誌をCDで制作

 城北会初の女性副会長に就任されていた同期の舘澄江さんから、「私たちは平成18年、2006年3月に卒業50年を迎えます。その記念誌をぜひ作りたいので、まとめ役をお願いしたい」という電話があったのが、たしか平成14年の暮れ。翌年の春にも再度の依頼があり、多少のためらいもありましたが、秋に開かれるであろう「やあやあ会」へ向けて準備に入ることを約束しました。
  平成15年10月25日に開催された「やあやあ会」の席上で、企画の趣旨を説明して各組から1名以上の編集委員の選出をお願いしました。ll月29日に第1回編集委員会を開き、発行目的と内容などについて議論しました。「みんなに読んでもらえて、役立つものを」「できるだけ安上がりに」「多くの同期生の参加で」などが、ほぼ共通の認識でした。そこへ、「貴重な資料なので、なんとか活かしたい」と笠井三幸さんが持参した、昭和31年卒業生の同期会「やあやあ会」の発足当時からの「返信集」などの資料が回覧されました。卒業後も間もなくから同期会を開き、ほぼ毎年のように続けているのは、戸山の卒業生の中でも珍しいようです。改めて「返信集」を見てみると、それぞれ、その時代を反映した側面もあり、通して読めば「自分史」の資料にもなりうるものです。しかし、「返信集」の量が余りにも多く、これを復刻するだけで、大部の冊子になってしまいます。考えあぐねていると、磯野昭彦さんから「CDなら入るかも知れない」との天佑のような一言。こうして、「同期生の手記・寄稿」と「返信集」復刻を柱にした『CD版・卒業50年誌』の方向が決まりました。
  平成16年10月30日に開催された「やあやあ会」の席上でも同期生へ、多数の寄稿をお願いし、編集委員による同級生への働きかけもあり、寄稿はさらに増えて80人近くになりました。膨大な「返信集」のスキャナー作業も、編集委員が分担しました。ケースの表紙の制作や装丁を同期の画家・渡辺藤一さんにボランティアで依頼し、快く引き受けていただきました。制作された表紙絵の中に、「ほんとうは野の花のようにわたしたちも生 きられるのです」という一文があります。藤一さんが大好きな言葉で、同期の柳澤桂子さんの著書『生きて死ぬ智慧』(小学館)からの引用です。柳澤さんに引用のお許しをお願いしたところ、「大変光栄に存じます。どうぞお使い下さいませ」との返事をいただきました。「バックに校歌など、音楽が入ったらいいな」という要望に、山口英一さんが即応してくださいました。卒業記念アルバムから、数々の懐かしき写真を復刻して収用することができました。こうして、多くの方々の協力を得て、藤一さんによって"てんこもり"と愛称を付けられた『CD版・卒業50年誌』を発行することができました。 次へ

(城北会誌 第54号より) 渡辺幸男(昭31)

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